”変われる”を実感してほしくて
初めまして。てぃーさんノオトをご覧くださいまして、ありがとうございます。
この記事では、私が当ブログを通して皆さんにお届けしたいことについてのお話しをします。
マイク選びの情報が欲しい方など、お時間がない場合はぜひ下記の記事にご移動ください。
さっそくですが、お聞きしてみたいことがあります。
あなたはこれまで人生で、「声で相手のことを好きになった・関心を持つようになった経験」はありませんか?
またはその逆で、「声で相手の印象が変わってしまった・関心が持てなくなった経験」はありませんか?
そもそも私たちが日常の生活を送るにあたって、インターネットを経由した声に触れる機会がここまで多くなる時代というのは、過去には無かったと思います。
もちろんYouTubeなどを使ったいわゆる配信者の方々は以前から存在したわけですが、新型コロナを機に始まったリモート中心の働き方の変化により、これまでオンラインでのやり取りをそれほど重要視してこなかった人たちもzoomなどのツールを使うことが増えていきました。
そんな環境の変化の中で、私個人もオンラインでのセミナーや会議、または交流の場での会話などを数多く経験していくうちに、「なんだかちょっと、もったいないな…」と感じる場面に遭遇することがどんどん増えていきました。
特にお金を払ったオンライン講座で、講師の先生の声が少しこもった感じで、ちょっと聞き取りに苦労するというときは、集中力も削がれてしまってがっかりした気分になることもありました。
ノイズや音割れで講義の一部が聞き取れなかったときには、損をした気持ちになることさえありました。
また別の機会では、実際に会ったときにはもっと明るい声の人なのに、マイクのノイズの影響なのか、変な響き方で聞こえてしまうといったケースにも遭遇しました。
そんな様々な実例を通じて、リアルに対面で話せることの価値を感じると共に、オンライン環境下で音質にこだわってみることの価値もまた、実感しています。
そのためこのブログでは皆さんへ、ご自身の「声の影響力」について記していきたいと思います。
今回の記事は、そのベースとなる考え方からお話をしていきます。
この記事の内容が、マイク選びやネット環境など、声の届き方の出資について考える際の一助となれたら、幸いです。
声の影響力
今はテレビやラジオだけではなく、パソコンやスマホも含めて色々な形で配信が行われる時代です。
個人がこんなにも自由に発信ができる時代というのは、歴史をいくら遡っても見当たらないでしょう。
そんな中で、「いつでも、何度でも聴いていられる声」や「気がついたら番組の最後まで聴いていた声」に出会ったことはありませんか?
もちろん、声優さんやアナウンサーさんなどについては、声のプロとして選び抜かれた人たちだからこそ…という部分はあるかもしれません。
でもYouTubeなどの動画で、日頃見たことも会ったこともない人なのに関心を持てたケースも、きっと体験しているのではないでしょうか。
そしてそこには、話している人の声の心地よさや、あるいは気にならずに聞き続けられるといった感覚が、含まれていませんでしたか?
私はそういう経験が、これまでに何度もありました。
もちろん好みの話でもあるので、年齢を重ねると変化することもあります。ですがその場合も、もともとの声が嫌いになることはありませんでした。
むしろ、好きな声の引き出しの数が増えていくような感覚だと思います。
そうした心地よさで関われることがある一方で、意外にも話すことが仕事に直結するはずの営業さんやセミナー講師さん、コーチさんなどとオンラインで関わった時に、その音質の悪さで集中できなかったり、お金を払って参加しているのに音が悪くて聴き取れなかったり…という場面に遭遇したことがあります。
冒頭にもお話したように、特にセミナーなど有料のもので音が悪いと、それだけで損をした気分にさえなりました。
情報を売っている場で、情報の届き方が悪いのですから。
お仕事で関わる相手なのだから、娯楽で楽しむものとは訳が違います。
より真剣に関わろうとしている時に発信者側の態勢が整っていないのは、関わり方に誠実さがない(言い方を変えると、真剣に関わる価値があると思ってもらえていない)ということにも感じました。
発信する方は、もちろんそういうつもりではなかったかもしれません。
でも受け取る側にとっては、印象が確実に違います。
勇気を出して思い切って買ったものが、雑な梱包で届いたらどんな気持ちになるでしょうか?
そしてそういう対応をされたら、次も同じお店から購入しようと思うでしょうか。
音質に気を使っている人は、まだまだ少ない
オンラインで商談だったり受講だったりと、その声も大切な要素になるお仕事の方々は色々といらっしゃると思います。
ですがセミナーに参加したり、ネット上で会議や商談、コーチングセッションなどをした経験上、オンラインでの音声について気を使っていない人は、けっこう多い印象があります。
音声環境の向上は、どうして多くの方が実行していないのでしょうか。
身近な友人や、仕事で関わったことのある方々から聞いてみた範囲では、必要となるマイクやネット環境について、知らないことが多かったり、調べるのも面倒なところなどが、影響しているようでした。
音響機器ってやたらお値段がする…というご意見の方もいました。
マイクについて情報を調べるとたくさん情報は出てきますが、何十個もある中から最適なものを判断して選べと言われても、初心者には難しいことです。
私は調べ終わって購入にたどり着くまでに、何時間も…いえ、十数時間はかかりました。
下手に高いマイクを買って無駄にしたくないと思ったら、迷ってためらってしまったのです。
ですが、実際にマイクを購入してオンライン上で会話をする機会ができたとき、その迷った時間は無駄にならなかったことを実感しました。
自分の感覚とは違う「届き方」
「いい声をしてますね」
仕事先やオンラインコミュニティの交流、zoomなどのオンラインツールを使ったとき、そんなふうに言ってもらえることがあります。
もちろん言われると嬉しい言葉ですが、当の本人は気恥ずかしさと共に、驚くことも度々ありました。
リアルの私はそこまで大きな声を出すタイプでもなければ、ハキハキとしゃべるわけでもなく、どちらかと言えば大人しい…むしろ、会話中に気を抜くとたまに聞き返されることもあるような人間だからです。
落ち着いた声という評価は、ともすれば細くて聞き取りづらい声にもなりかねません。
そんな私でも、オンラインでマイク越しに話しているときには、あまり声をはらなくても伝わってくれます。
それは別に、マイクに向かって特別な話し方があるということではありません。
オンライン上で相手に声が届くまでの過程を考えて、マイクとインターネット環境に初期投資をしたことで、相手に声が届くまでの過程での「自分の声の劣化」を、可能な限り少なくしている。
それが、私のやっていたことです。
本当にそれだけなんです。
そしてこれは、誰にでもある程度の再現性をもって実行していただける手段でもあります。
実際に私の考え方を伝えて友人や知人にマイクを購入したりネット環境を整える実践をしてもらったことがありますが、結果はどの方も「声」を褒められたり、話が盛り上がったり、同じマイクが欲しいなどと好評をもらえたという話をしてくれました。
もちろんどの方にも、話し方をレッスンしたわけでもありません。
マイクを選んでもらって、必要ならばネット環境も少し整えただけです。
そこでは一体、何が起こっていたのでしょうか。
実は私たちの声は、相手の耳に届くまでの途中で、電気信号的に伝わるあなたの声が劣化してしまうことがあるのです。
そしてそれに気付いていなかったり、知らなかったりする人がとても多いのです。
だからこそ、聞き手にとっては日常相手にする人との差が出るから、印象が変わるのです。
実際に私もマイク選びをして、友人にも音声環境の改善した仲間ができたことで、音に関心を持っていない人との差がわかるようになってきました。
同一人物が、いつものマイクから安いイヤホン付属のマイクに変えただけでも、なんだか今日変だな?と感じるくらい、変化は起こるものです。
オンライン上における仕事や交流の機会で、自分自身の声をプロデュースすることの価値について考えるには、このような自身のイメージと現実に起こっていることとのギャップを把握することが、効果的です。
そうした経験を踏まえて、歌手・アナウンサー・声優・配信者など…そうした特殊な立場にいる人だけではなく、一般にお仕事をされている方において、音の環境を良くしていくための情報発信とお手伝いがしたい。
このブログは、そんな思いでスタートしています。
届き方を変えることでひらける、可能性
今日、何度もお伝えしてきたことですが、声はその人の印象を決めたり、変えたりできる影響力があります。
でもそれを実現するためには、少なくともマイク選びだけでもお金をかける必要がでてきます。
お金をかけるといっても、そんなバンバン高額なものを買うわけではありません。
多機能でなくても、必要最低限の音質改善だけであれば、一万円もかからずに手に入るマイクがあります。
でもそれらを選ぶのにどんな基準で判断したらいいのか。
そこに迷う時間を減らせるように、私なりの経験からお伝えできることを、このブログに集めました。
いつかあなたの声が、「いい声ですね」と言ってもらえるように。
そんな届くための助けになれたら、幸いです。
次回からは、音声環境が整うために必要な条件などをお話ししていきます。
それよりも早くマイク選びをしたいという方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。